牛若ひろば

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写真 
牛若ひろば
五条大橋を背にして決闘を繰り広げる牛若丸と弁慶。
背後には東山(ひがしやま)の山なみが見えています。東方面(写真奥の方)へ真っすぐ行き、五条通突き当たりの東山五条交差点を五条坂の方へ進むと、産寧坂(三年坂)清水寺を訪ねることができます。
2013年5月撮影。

上の写真に見られる石造の牛若丸(うしわかまる)(源義経(みなもとのよしつね))(写真向かって右)と武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)の像は、2011年2月に見た時には五条大橋西詰北側(上流側)の一画にありました。五条大橋を渡る際、この像を見るたびに牛若丸と弁慶にまつわる話が思い出されたものですが、場所的にはあまり目立つような所ではなかったかのように思えます。

しかしその後、いつの間にか撤去されてしまって目にすることがありませんでした。

それから2年ほど経った2013年5月に再び目にすることになったのですが、この時には先程の五条大橋西詰から50メートルほど西寄りにある河原町五条交差点の五条通に設けられた中央分離帯の中に引越していました。これだと、以前に比べて道行く人の目に必ずと言っていいほど入ります。信号待ちの車の中からこの光景を眺めている人も見かけます。

五条の橋

ところで、牛若丸と弁慶の五条の橋での闘いを歌った『牛若丸』という曲名の童謡・唱歌があります。この曲は「京の五条の橋の上」の歌い出しで知られているものです。この曲でも歌っているように、牛若丸と弁慶の像は現在、五条大橋の近くに据えられています。ただ、牛若丸、弁慶が存命の頃の「五条(即ち五条大路)」といえば現在の五条通の2筋北側の松原通にあたるとされています。従って、橋でいえば、「五条の橋」は、本来、現在の五条大橋の一つ上流に架けられている松原橋のある位置となる、ということは興味深いところです。

この「五条の橋」は、天正(てんしょう)16年(1588)に再開された方広寺大仏殿の造営に際し、翌天正17年に豊臣秀吉が現在地の五条通に移転させたのでした。これが現在の五条大橋の由来となります。「五条の橋」が移転する以前は、清水寺への参詣路(松原通を東へ真っすぐ行くと清水寺へ行き着きます)であったため清水橋とも呼ばれていたようです。

決闘の場

先の『牛若丸』の歌にあるように、牛若丸と弁慶は決闘しますが、五条の橋(現・松原橋)がその舞台となっているのは、あまりにも有名です。しかし、これは御伽草子の伝えです。

一方、室町時代初期に成立したとみられる源義経の悲劇的生涯を描いた一代記である『義経記』(ぎけいき)では、牛若丸と弁慶の「最初の出会い」の場所は五条天神(現五條天神社)としています。そしてこの二人が「決着」をつけるのは清水寺の舞台となっています。

二人の決着をつける戦いは最初、清水寺の本堂の観音像の正面で始まります。二人はそのうち、清水寺の舞台へひらりと飛び降りて戦いを繰り広げます。参詣に訪れていた人々は最初のうちは恐れて近寄りませんでしたが、次第にその面白さに、二人の移動しながらの戦いの後にくっついて回ってこれを見物します。文字どおり清水の舞台での、牛若丸こと貴公子義経と大柄の法師弁慶との武芸の披露に人々は大いに感嘆します。

「決闘」の結果は、牛若丸が勝利を納め、弁慶は牛若丸に君臣の契りを約した、ということは知られているところです。

五条通西詰から高瀬川沿いの木屋町通に沿って四条通方面へと、北へ続く町並みには京都らしい風情が漂っています。

写真集2写真集2(7枚の写真が表示されます。)
写真 
松原橋
平安時代には五条大路(おおじ)と呼ばれていた松原通で鴨川に架けられている松原橋。現在の五条大橋に比べると橋の規模も小さく、また交通量も少ないですが、かつてこの辺りに「五條の橋」が架けられていたといいます。
この橋を渡って西(写真奥)へ行くと高瀬川沿いに京都の情緒が漂う木屋町(きやまち)通へと出ます。一方、橋を渡らずに反対側の東(写真手前)側へ松原通に沿って行くと、やがて六波羅蜜寺の脇を通って清水寺へと訪れることができます。
欄干親柱に「松原橋」「鴨川」の表記が見えます。

【近隣観光マップ】※図の操作については下記をご参照ください。

【図中番号の説明】

図中の右上に表示されている「地図」をクリックして、その下に表示される「航空写真」をクリックし、図を拡大表示する(下記「マップの操作について」参照)とよりはっきりと見ることができます。
  1. 牛若ひろば(※当記事内での仮称です。)
  2. 五条通
  3. 五条大橋
  4. 松原通
  5. 松原橋
  6. 五條天神社(※2)
  7. 木屋町通
  8. 高瀬川
  9. 方広寺(※1)
  10. 豊国神社(※1)
  11. 三十三間堂(※1)
  12. 妙法院(※1)
  13. 六波羅蜜寺
  14. 清水寺
  15. 産寧坂(三年坂)
  16. 八坂の塔
  17. ねねの道
  18. 石塀小路
  19. 高台寺
  20. 建仁寺(※1)
  21. 花見小路通(※1)
  22. 八坂神社
  23. 円山公園
  24. 知恩院
  25. 鴨川
※1.−(マイナスボタン)を1回クリックすると表示されます。
※2.−(マイナスボタン)を2回クリックすると表示されます。

図の操作について

  • 図の上でマウスを任意の方向に動かす(ドラッグする)と表示範囲が変わります。
  • 図の左にある+(プラス)ボタンをクリックする毎に図が拡大され、−(マイナス)ボタンをクリックする毎に図が縮小されます。
  • 図の右上にある[地図]のボタンをクリックすると地図タイプを切り替えることができます。
  • 非表示にした吹き出しを再度表示するには、赤いアイコンをクリックして下さい。
  • 最初の状態に戻すには、キーボードのF5キーを押下してください。

近隣の観光スポット情報

上記の【近隣観光マップ】をご参照ください。

posted by はんなり・ジャーニー at 00:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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