祇園祭2016〜後祭・山鉾&花傘巡行〜
〜古都・スポット風景〜

祇園祭後祭山鉾巡行
祇園祭後祭山鉾巡行
京都市役所前の御池通(おいけどおり)を東に向かって巡行する山鉾の一団。勇壮な行進に目が釘付けになります。
写真手前は南観音山(みなみかんのんやま)です。

49年ぶりとなる2014年に後祭(あとまつり)の山鉾巡行が復活してから3回目となった7月24日。

時折雲に覆われながらも真夏の日差しが降り注ぐ中、合計33基ある山鉾のうちの10基が、この日、華麗な装飾品を纏った勇壮な姿で、京都市中心部の都大路を前祭(さきまつり)の巡行とは逆の時計回りに練り歩きました。

前祭と同様に日曜日の開催となった今年、沿道は、2014年に後祭が復活してから最も多い約10万人(京都府警発表)の人で埋められました。

南北に走る寺町通(てらまちどおり)寄りの京都市役所前御池通では「くじ改め」が行われます。これは、予め順番が決まっている山鉾(「前祭」に5基、「後祭」に4基)を除いて、各山鉾の正使が奉行役の京都市長にくじ札を差し出し、巡行の順番の確認を行うものです。くじ札は紐で封をされた箱に収められており、その為、くじ札を差し出すべく、その結んでいる紐を扇子を使ってほどく独特の所作が行われます。この時ばかりは観衆の目がその所作に集まり、辺りは静まり返ったようになるとともに、見事にやり遂げると拍手と歓声が沸き上がります。また、交差点では、巨大な山鉾が豪快に進行方向を変える「辻回し」が注目を集めていました。

この日の山鉾巡行の中でも、今年新調した木彫りの龍頭(りゅうとう)を船首に取り付け、後祭巡行の掉尾(とうび)を飾る大船鉾(おおふねほこ)の巡行には、ひときわ、観衆の注目が集まっていました。

幕末、元治(げんじ)元年(1864)の禁門の変の大火で、龍頭を含む鉾の大部分を焼失するまでの大船鉾は、巡行の際に大金幣(だいきんぺい)と龍頭を1年交代で船首に設置して行っていたといいます。2014年に大船鉾が復活してからの2年間は、焼失を免れた大金幣が使われており、龍頭を付けての巡行は少なくとも152年ぶりとなるようです。来年の2017年は、大金幣を船首に設置しての巡行となるのでしょうね。

京都市役所前では、すべての山鉾が出発した後、しばらくしてから、八坂神社を出発してきた花傘巡行の列がやって来ました。

子供神輿を先頭に、祇園太鼓や祇園囃子が鳴り響き、花傘、お茶屋組合から先斗町(ぽんとちょう)・祇園東(ぎおんひがし)の2花街の行列など、華やかな巡行が行われました。

ところで、24日の後祭に先立つ21日の宵々々山から23日の宵山までの3日間、役行者山(えんのぎょうじゃやま)保存会(京都市中京区室町通姉小路通下ル)の会所前では、「宵掛け」(よいかけ)と呼ばれ、巡行では使わない、山を飾る専用の懸装品(けそうひん)が修復され、新しくなった姿が披露されていました。

加えて、同期間中は、現存する山鉾が使用している飾り金具の中でも最古とされる欄縁角金具(らんぶちすみかなぐ)も取り付けられて披露されていました。

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写真集≪山鉾巡行・花傘巡行≫写真集≪山鉾巡行・花傘巡行≫(27枚の写真が表示されます。)
写真 
八坂神社〜西楼門〜
本日7月24日の祭事が掲げてあります。
写真集2≪宵掛け〜役行者山〜≫写真集2≪宵掛け〜役行者山〜≫(5枚の写真が表示されます。)
写真 
宵掛け〜役行者山〜
前掛と水引。
役行者山(えんのぎょうじゃやま)には、巡行では使われず、宵々々山から宵山までの3日間、山を飾る専用の懸装品(けそうひん)があります。これは「宵掛け」(よいかけ)と呼ばれています。昨年(2015年)まで使ってきた「宵掛け」は刺繍がほどけて糸が垂れるなど、「ぼろぼろ」の状態だったといい、昨年の祭りが終わってから修理に取りかかったといいます。そこで今年(2016年)に向けて今回修復されたのが、前掛(まえかけ)と東西両面の胴掛(どうかけ)、後掛(うしろかけ)、見送(みおくり)、そして水引(みずひき)です。
写真は、青色(?)の下地に白の刺繍があしらわれた水引と、その下に見える、赤色の緋羅紗(ひらしゃ)地に宝珠や波濤(はとう)紋の刺繍が施された前掛です。

【近隣観光マップ】※図の操作については下記をご参照ください。

【マップ掲載番号の説明】

マップ中の[地図]のボタンをクリックして、その下に表示される「航空写真」をクリックし、マップを拡大表示する(下記「マップの操作について」参照)とよりはっきりと見ることができます。
  1. くじ改め(後祭巡行)
  2. 二条城(※1)
  3. 京都御苑(※1)
  4. 平安神宮平安神宮神苑)(※1)
  5. 青蓮院(※1)
  6. 祇園新橋(※1)
  7. 白川巽橋(祇園新橋)(※1)
  8. 知恩院(※1)
  9. 円山公園(※1)
  10. 八坂神社(※1)
  11. 花見小路通(※1)
  12. 建仁寺(※1)
  13. 高台寺(※1)
  14. 圓徳院(※1)
  15. 石塀小路(※1)
  16. ねねの道(※1)
  17. 八坂の塔(※1)
  18. 一念坂(※1)
  19. 二寧坂(二年坂)(※1)
  20. 産寧坂(三年坂)(※1)
  21. 清水寺(※1)
  22. 六波羅蜜寺(※1)
※1.−(マイナスボタン)を1回クリックすると表示されます。

図の操作について

  • 図の上でマウスを任意の方向に動かす(ドラッグする)と表示範囲が変わります。
  • マップ中の+(プラス)ボタンをクリックする毎にマップが拡大され、−(マイナス)ボタンをクリックする毎にマップが縮小されます。
  • マップ中の[地図]のボタンをクリックすると地図タイプを切り替えることができます。
  • 非表示にした吹き出しを再度表示するには、赤いアイコンをクリックして下さい。
  • 最初の状態に戻すには、キーボードのF5キーを押下してください。

近隣の観光スポット情報

上記の【近隣観光マップ】をご参照ください。

posted by はんなり・ジャーニー at 08:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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