
下鴨神社糺の森を進む牛車
右端に見えるのは牛で、牛車を曳く交代用なのでしょうね。
賀茂祭(葵祭)の本義は、勅使(近衛使(このえづかい))が天皇から託された「寿詞(よごと)」(宣命(せんみょう))を、賀茂社(下鴨神社と上賀茂神社の両社)で読み上げ、御供え(御幣物(ごへいもつ))を届けるのが目的の祭で、祭列が京都御所や京都三山(さんざん)の中の東山、北山を背景とし、また京都市中を南下する賀茂川沿いを颯爽と練り歩く様は、平安時代の王朝絵巻を見るようで見応えがあります。
賀茂祭(葵祭)は、本来「宮中の儀」、「路頭の儀」、「社頭の儀」の3つから構成されていますが、現在では宮中の儀は行われていません。路頭は道中のことを指し、社頭は神前のことを指します。

下鴨神社糺の森を進む斎王代列(女人列)
神事の場ともされ、おごそかなたたずまいが感じられます。
路頭の儀は賀茂祭(葵祭)を代表する祭列で、天皇から託された「寿詞」(宣命)や御供え(御幣物)を賀茂社に届けるため、総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台から構成された長さおよそ1kmに及ぶ祭列が、平安時代を思わせる風雅な王朝行列そのままに、京都御所から上賀茂神社までのおよそ8kmを練り歩きます。
祭列は、大きく本列と斎王代列から構成されています。本列は天皇からの「寿詞」(宣命)や御供え(御幣物)を届ける勅使代を中心にした列、そして斎王代列は女人列(にょにんれつ)といわれ斎王代を中心にした列で本列の後方に続きます。
そして、祭列が賀茂社(下鴨神社と上賀茂神社の両社)到着後に行われる儀式が社頭の儀です。
2012年は開催日の5月15日の天候が雨となったことから、路頭の儀は翌日の16日に延期されましたが、社頭の儀は15日に賀茂社(下鴨神社と上賀茂神社の両社)で行われました。16日は天候も回復し、曇ることもなく快晴となったため絶好の祭り日和となりました。路頭の儀の順延は15年ぶりだそうです。
路頭の儀の日程が延期となりながらも、開催場所の京都御所のある京都御苑、下鴨神社、上賀茂神社、それに祭列コースの沿道は見物に訪れた人でいっぱいでした。
写真集(21枚の写真が表示されます。)※実際の祭列の順序と写真の表示順序とは一部異なるところもあります。
童女は斎王の傍に仕える少女で、「めのわらわ」とも言われます。凛として華やかな行列ながら、子供たちの可愛らしさがにじみ出ています。
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