トップの写真

≪秋の風景≫

天龍寺

◆天龍寺

秋の深まりとともに次第に色づく嵐山を借景とした曹源池庭園にも移りゆく季節が漂っています。
秋の紅葉2019第三弾も併せてご覧下さい。
渡月橋上流

◆渡月橋上流

見頃を迎えた紅葉が暖かな日差しを受けて輝く様を、船に揺られてのんびりと眺めながら楽しむひと時もまた一興です。
桂春院

◆桂春院

静けさに包まれて季節の移ろいを眺めていると、つい時が過ぎるのも忘れてしまいます。
妙心寺塔頭。
トップ画像を変更しました。
これら3枚の写真のワイド版(筆者の管理する外部サイト)も用意しましたのでご覧ください。表示された画面上には3枚の写真を選択するリンクメニューは見当たりませんが、表示画像の右上辺りにマウスカーソルをもっていけばリンクメニューが表示されます。
また、右側メニューの「名所一覧」の「大形写真集」にある「トップ版」に「2026秋」としてリンクを追加しています。
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愛宕念仏寺

本堂
本堂
鎌倉後期の文保(ぶんぽう )2年(1318)建立。
本尊の「千手観音」は本堂と共に鎌倉期のもので、その眼差しが左右対称ではなく、表情の左右で仏の慈悲の二面性である厳しさと優しさを表現した「慈面悲面」の仏面としても知られています。
本堂前に多くの石像が佇む光景と調和しています。

嵯峨野の最奥、愛宕(あたご)山麓に建つ愛宕(おたぎ)念仏寺。

境内には表情豊かな1,200体もの石像が並んでいることで知られ、海外から多くの人も訪れています。

嵯峨野めぐりの始発点となっています。

創建

現在の京都府南部のほぼ京都市に位置した「山城国」(やましろのくに)。7世紀には「山背国」(やましろのくに)という表記で国が建てられていました。「山背国」は延暦(えんりゃく)13年(794)の桓武(かんむ)天皇による平安京遷都から「山城国」に改称され、以来千年以上にわたり日本の政治・文化の中心となってきました。

平安時代中期の承平(じょうへい)年間(931〜938)に編纂されたとされる意義分類体の漢和辞書(一種の百科事典)『和名類聚抄』(わみょうるいじゅしょう)によると、その山城国は、乙訓(おとくに )・葛野(かどの )・愛宕(おたぎ)・紀伊・宇治・久世(くせ )・綴喜(つづき )・相楽(そうらく)の八つの郡(こおり)から成っていました 。

愛宕念仏寺の記録によると、当寺は奈良時代、女帝称徳(しょうとく )天皇の在位期間である天平宝字(てんぴょうほうじ)8年(764)から神護景雲(じんごけいうん)4年(770)頃に、天皇の勅願により愛宕郡の地に建立され、その郡名がつけられた愛宕寺(おたぎでら)に始まるといいます。

時代を下った江戸時代後期の安永(あんえい)7年(1778)に刊行された当時の山城国の様子を描いたものとして『山城州大繪圖 』(やましろのくにおおえず。諸34:山城州大絵図(徳島大学附属図書館)参照。※1)があります。この絵図には、山城国の八つの郡の境界がJR線(単線)の地図記号に似たデザインで描かれています。

この絵図によると、愛宕寺の場所は、この絵図のほぼ中央を南北に流れる鴨川(絵図では「賀茂川」と表記)に架かる五条大橋から北西のほど近いところにあり、「愛宕寺」の表記が目に入ってきます。同じ愛宕郡で、愛宕寺が建立されて10年前後の後に創建された清水寺から鴨川の方へ西へ向かったところになります。北に「建仁寺」が隣接し、東には「六道」(六道珍皇寺)、道を隔てた南には「六波羅」(六波羅蜜寺)が描かれています。

※1.『山城州大繪圖 』の操作について
絵図が最初に表示された時は、「北」が画面の左側に表示されます。そこで、同画面の右上に表示されている「回転」をクリックすると、90度回転させる方向を選択できる2つのアイコンが表示されますので、右回転させて、「北」が画面の上になるようにして下さい。
マウスの中心にあるホイールボタンを奥もしくは手前へと回転させることで地図の拡大・縮小を行うこともできます。
なお、キーボードの「F5」キーを押せば、最初の画面状態に戻ります。

再興

平安時代の初期、愛宕寺のすぐ近くを流れる鴨川の洪水により堂宇が流出し荒廃、廃寺となってしまいます。

そこで延喜(えんぎ )11年(911)、醍醐(だいご)天皇の勅命により、比叡山の僧、千観(せんかん)が再興することになりました。宮中で天皇の看病や仏事に当たる僧職である「内供奉十禅師」(ないぐぶじゅうぜんじ。定員10名。)の一人でもあった千観はしばしば朝廷からの招請を受けるという立場にありました。

千観は本尊の千手観音像を彫った際に、一般的には「一刀三礼」(いっとうさんれい) と言われるところを、さらに敬虔を尽くして一刀三十三礼、すなわち、仏像を彫る際、一度彫るごとに三十三度礼拝したと伝えられています(現存の本尊は本堂と共に鎌倉期のもの )。

千観は生涯念仏を絶やすことがなかったということから「念仏上人」と称され、愛宕寺の名前にも後に「念仏」の名が加わり、愛宕念仏寺と言われるようになったのでした。 千観が再興したことにより愛宕念仏寺は比叡山の末寺となりました。

移転

こうして愛宕念仏寺は、いったんは七堂伽藍を備えた勅願寺としての体裁を整えたのですが、その後も天災で幾度も被害を受けつつ興廃を繰り返したといいます。

時は流れて明治30年(1897)、先に挙げた『山城州大繪圖 』に掲載されている愛宕寺の本堂が重要文化財(当時の特別保護建造物)に指定されました。その時の官報告示(明治30年12月28日内務省告示第87号)に表記された名称は「念佛寺本堂(愛宕念佛寺本堂)」となっており、所在地は「京都市下京區弓箭(矢)町」(現京都市東山区松原通大和大路東入弓矢町)とあります。

そして大正11年(1922)、本堂の保存のために現在地である京都市右京区嵯峨鳥居本という奥嵯峨地域に移築・移転し、復興を図ることになったのでした。この時、仁王門も同時に移築されています。

しかし昭和に入って太平洋戦争が始まると無住となり、終戦から5年経った昭和25年(1950)には大きな被害がもたらされることとなります。近畿地方や四国地方などに大きな被害をもたらしたジェーン台風に襲われたのです。この台風で清水寺の回廊は倒壊、西本願寺の左甚五郎作の欄間の彫刻も無残に砕けてしまったといいます。愛宕念仏寺も大きな被害を受けて荒れ果ててしまい、ついには廃寺となってしまったのでした。

昭和30年(1955)、仏師で僧侶の西村公朝(にしむらこうちょう)が天台宗本山延暦寺から愛宕念仏寺の再興を命じられて住職に任じられました。引き受けるのをためらいながらも、復興に徐々に着手していくことになります。

昭和55年(1980)には、仁王門の解体修理が始められた他、本格的に境内の復興に着手。翌昭和56年(1981)からは寺門興隆を祈念して 一般の素人の参拝者が自ら羅漢像を彫って奉納する「昭和の羅漢彫り」が始められます。当初は500体が目標だったようですが、10年後には今日見る1,200体にまで達したのでした。

何とも可愛らしく愛嬌のあるこの1,200体の羅漢の石像は今日愛宕念仏寺の際立った特徴となり、海外からの観光客も数多く訪れています。

写真集写真集(14枚の写真が表示されます。)
写真 
仁王門・・・
に向かって参拝者の列が徐々に延びていきます。なんとなく気になって見ていると、全て海外からの観光客です。
現在の仁王門は江戸時代中期に建立されたものですが、仁王門にある仁王像は鎌倉初期のものといいます。
写真右に見える道路標識の下に京都バスのバス停があります。
≪関連情報≫
項目 内容
所在地 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
山号 等覚山
宗派 天台宗延暦寺派
本尊 千手観音
創建年 天平宝字8年(764)〜神護景雲4年(770)
開基 伝・称徳天皇
文化財
重要文化財
本堂、木造千観内供坐像

【境内概観図】

【図中番号の説明】

  1. 仁王門
  2. 三宝の鐘
  3. 地蔵堂
  4. ふれ愛観音堂
  5. 本堂
  6. 多宝塔
  7. 「嵯峨野めぐりの始発点」の碑
  8. 京都バスのバス停
  9. 愛宕(あたご)神社一の鳥居(※1)

近隣の観光スポット情報

上記の【境内概観図】をご参照ください。

posted by はんなり・ジャーニー at 10:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

春の風景2026
〜古都・スポット風景〜

春の風景〜第四弾〜

今回は、下記の第三弾までに訪れて撮影しました写真の中からワイド版写真集として「春2026」を作りました(筆者の管理する外部サイト)。現地を訪れたかのように眺めて、少しでも春の余韻に浸っていただければ幸いです。

表示された画面上には写真を選択するリンクメニューは見当たりませんが、表示画像の右上辺りにマウスカーソルをもっていけばリンクメニューが表示されます。

今回で「春の風景2026」は最後となります。

嵐山界隈〜第三弾〜

今年も海外からの観光客の多さには目を見張るものがありましたが、特に今回は、子供連れの家族での観光客が増えた?と思ったほど子供さんのはしゃぐ姿が多く目に入ってきた印象が残りました。

来年は一体どんな状況になっているのでしょうか・・・。

写真集3写真集3(8枚の写真が表示されます。)
写真 
ここは・・・
嵐山公園中之島地区です。
桜も満開を迎えていて、訪れた人たちはきれいに花開いた桜に魅了され、写真を撮る光景が見られました。

哲学の道ほか〜第二弾〜

春爛漫、桜も満開の時期を迎えてきたようで、多くの人、特に海外からの観光客で賑わっていました。

写真集2写真集2(17枚の写真が表示されます。)
写真 
ここは・・・
写真奥に車の通行が見える川端通に面する白川筋の西端です。
この白川筋を東へ移動して行くと・・・

上記の写真集には、下記の順に掲載しています。

  1. 祇園白川
  2. 円山公園
  3. 知恩院
  4. 岡崎疎水
  5. 金戒光明寺
  6. 南禅寺
  7. 哲学の道

京都御苑

京都御所の北側中央にある朔平門(さくへいもん)に程近い、京都御苑にある近衞邸(このえてい)跡へとやって来ました。ここには、かつて多くの摂政や関白を輩出した五摂家の一つである近衞家の大きな屋敷があり、御所炎上の際は仮の皇居ともされたといいます。

この近衞邸跡では、嵐山などの他の地域に先駆けてサクラが満開となった光景を見ることができます。

ただ、ここでみられるのは桜は桜でもソメイヨシノではなく、京都の早春を彩る糸桜(いとざくら)(枝垂桜)です。見事に満開を迎えた姿を目にすることができました。

写真集写真集(5枚の写真が表示されます。)
写真 
京都御苑
3月下旬というのに、日中は夏日に迫る勢いの温かさ。近衛邸跡の糸桜は平年並みかやや早めの見頃を迎えているようです。
写真中央奥に見えるのは(見えずらいですが)朔平門です。

【近隣観光マップ】

【マップ掲載番号の説明】

  1. 京都御所
  2. 朔平門
  3. 京都御苑
  4. 近衞邸跡
  5. 白川
  6. 白川筋
  7. 新橋通
  8. 巽橋
  9. 辰巳大明神(辰巳神社)
  10. 円山公園
  11. 知恩院
  12. 平安神宮大鳥居
  13. 岡崎疎水
  14. 金戒光明寺
  15. 南禅寺
  16. 哲学の道
  17. 慈照寺(銀閣寺)
  18. 大文字山
  19. 嵐山公園〜中之島地区〜
  20. 渡月橋
  21. 大堰川(桂川)
  22. 小倉山
  23. 嵐山公園〜臨川寺地区〜
  24. 嵐山
  25. 宝厳院
  26. 天龍寺
  27. 野宮神社
  28. 嵯峨野・竹林の道
  29. 落柿舎
  30. 常寂光寺

近隣の観光スポット情報

上記の【近隣観光マップ】をご参照ください。

posted by はんなり・ジャーニー at 10:43 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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古都・スポット風景

春の風景2026

◆春の風景2026

京都の早春を彩る糸桜が見事に満開を迎えた姿を目にすることができました。
秋の風景2025

◆秋の風景2025

今年も例年通り季節の移ろいがみられ、嵐山では11月の中旬には紅葉の見頃の時期を迎えました。
春の風景2025

◆春の風景2025

今年も海外からの多くの観光客に驚きました。
秋の風景2024

◆秋の風景2024

今年は暖かな日が続き、紅葉狩りへ出かけるタイミングが全くつかめないほどでしたが、11月の下旬になって訪れてみると見事な紅葉を目にすることが出来ました。
祇園祭2024〜前祭山鉾巡行〜

◆祇園祭2024〜前祭山鉾巡行〜

八坂神社では「祇園祭」の幟がはためき、豪華な懸装品をまとった山鉾は、沿道に詰めかけた多くの人を魅了していました。ただ今回の巡行ではトラブルが発生し、異例の措置が取られるという事態も起こったようです。
賀茂祭(葵祭)2024

◆賀茂祭(葵祭)2024

5月15日、下鴨神社と上賀茂神社の例祭である賀茂祭(葵祭)が京都三大祭のトップを飾って開催されました。
春の風景2024

◆春の風景2024

今年の桜(ソメイヨシノ)の開花は平年より3日遅く、去年より12日遅かったようです。
秋の風景2023

◆秋の風景2023

秋のシーズンに際し今年は気温の変化が激しく夏と冬の入れ替わりがやってきたのかと思えたほどでしたが、現地を巡ってみると秋の光景がちゃんと出迎えてくれました。
時代祭2023

◆時代祭2023

当日朝の最低気温は10度未満とこの秋一番の冷え込みでしたが、行列が動き出す頃には既に春の陽気にでも包まれたかのようにポカポカに!
五山送り火2023

◆五山送り火2023

8月16日夜、お盆に迎えた先祖の霊を送る伝統行事「五山送り火」が実施され、多くの人たちが詰めかけて、赤々と燃え上がる送り火に見入っていました。

新着情報

◆2026年9月18日
トップ画像を秋の風景に変更しました。
◆2026年6月14日
「愛宕念仏寺」を名所一覧に追加しました。(洛西)
◆2026年4月18日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「春の風景2026」に第四弾を追加しました。
◆2026年4月11日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「春の風景2026」に第三弾を追加しました。
◆2026年4月7日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「春の風景2026」に第二弾を追加しました。
◆2026年3月31日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」に「春の風景2026」を追加しました。
◆2026年3月28日
トップ画像を春の風景に変更しました。
◆2026年3月21日
「萬福寺」を名所一覧に追加しました。(洛南)
◆2025年12月11日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「秋の風景2025」に第四弾を追加しました。
◆2025年12月6日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「秋の風景2025」に第三弾を追加しました。
◆2025年12月1日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」にある「秋の風景2025」に第二弾を追加しました。
◆2025年11月24日
名所一覧の「古都・スポット写真集」の「春秋の風景」に「秋の風景2025」を追加しました。
◆2025年10月25日
トップ画像を秋の風景に変更しました。

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